こんな方のために今回は楽天証券でのクロス取引(つなぎ売り)のやり方を、画像付きで初めての方にもわかりやすく紹介します。
「クロス取引(つなぎ売り)」とは、株主優待を得るために用いられる手法の一つで、現物買いと信用売りを同じタイミングで取引することをいいます。
リスクを抑えながら優待を取得したい方におすすめの方法ですよ。
楽天証券でのクロス取引の流れ
まずは楽天証券でのクロス取引の全体の流れを紹介します。
- 信用売りを行う
- 現物買いを行う
- 現渡を行う
どれも難しい作業ではないので安心してくださいね。
それでは、次に一つずつ順に詳しくみていきましょう!
信用売りを行う
優待銘柄検索
まずトップ画面からクロス取引したい銘柄を検索します。
検索結果からクロス取引したい銘柄をクリック。
信用売りの注文方法
銘柄ページの信用取引「信用新規」をクリック。
注文画面で内容を入力。正直ここが一番大事です!!入力ミスがあると損する可能性があるので慎重に。
- 「売建」を選択
- 「一般(無期限)」か「短期(14日)」。権利付最終日までの日数により選択
- 数量入力
- 「成行」で注文
- 執行条件は「寄付」か「引け」。 同時に注文するため、基本的に現物買いの執行条件と合わせます
- 手数料は「ゼロコース」が最安
- セット注文は「予約しない」
- 取引暗証番号を入力
- 最後に「注文」をクリック
注文照会
注文後はミスがないか、注文内容をしっかり確認しましょう。
赤枠の部分が特に大事なので、想定通りの内容になっているか確認してください。
以上で、信用売りの注文は完了です。
現物買いを行う
信用売りの次に現物買いを行います。
現物買いの注文方法
銘柄ページの現物取引「買い注文」をクリック。
注文画面で内容を入力。
- 数量入力
- 「成行」で注文
- 執行条件は「寄付」か「引け」。 信用売りの執行条件と合わせる。
- 手数料は「ゼロコース」が最安
- セット注文は「予約しない」
- 取引暗証番号を入力
- 最後に「注文」をクリック
注文照会
注文内容の確認をします。
特に赤枠の執行条件や数量が売り注文と同じになっているか確認しましょう。
以上で、現物買いの注文は完了です。
現渡を行う
権利付最終日の翌日に現渡をします。現渡の注文は権利付最終日の取引終了後から行えますよ。
現渡の注文方法
まず、「マイメニュー」を開いて「信用建玉一覧」をクリック。
「現渡」をクリック。
「全現渡」をチェックし、「確認」をクリック。
赤枠の内容を確認したら、「取引暗証番号」を入力して「注文」をクリック。
注文照会
注文内容の確認をします。
保有している数量をすべて現渡注文できていればOKです。
これにて現渡は完了しました。以上でクロス取引の一連の作業はすべておしまいです。
まとめ
楽天証券でのクロス取引のやり方を解説しました。いかがでしたでしょうか?
クロス取引を行う上で特に注意したいポイントは以下の3つ。
- 「一般信用」であること
- 売り買いで同じ数量
- 売り買いで同じ執行条件
これさえ押さえておけば、あとは難しい作業はありませんよ。
現渡までが終わればクロス取引は終了です。
あとは2~3ヶ月後に株主優待が到着するのを楽しみに待ちましょう♪