この記事ではこのような疑問を解決します。
優待投資家のみなさまの中には、株主優待でもらった優待券、クオカード、ギフト券が使い切れなくて困った経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
有効期限のないクオカードやギフト券なら後でまとめて使おうと残しておいても大丈夫ですが、有効期限付きの株主優待券は期限を過ぎると紙切れ同然。価値がなくなってしまい非常にもったいないですよね。
そんなもったいない事態を防ぐためには、有効期限が期限が切れる前に優待券を売ってしまうのも一つの手!使わない優待券や金券類は賢く売却して現金化すれば、次の投資に使える資金をさらに増やすことができますよ。
次に優待の種類別におすすめの売却方法を解説していきます。
株主優待券の現金化
一番のおすすめはフリマサイトでの売却です。人気の銘柄だと額面以上の値段で取引されている優待券もあります。
株主優待券が出品できるのは、「メルカリ」、「ヤフオク」、「ラクマ」の3つで、それぞれ次のような特徴があります。
販売手数料 | 株主優待券の出品 | |
メルカリ | 10.0% | 全般OK |
ヤフオク | プレミアム会員:8.8% プレミアム会員以外:10.0% |
全般OK |
ラクマ | 6.0% | 一部出品禁止だが 概ねOK |
手数料の安さで選ぶなら、ラクマが一番おすすめ。ただ、ラクマでは一部出品禁止となっている株主優待券もあります。そのため、ラクマとそれ以外のフリマアプリを併用して使い分けるのが一番手数料を抑えられますよ。

では、これら3つのフリマアプリのうち、どこが一番高く株主優待券を売れるのでしょうか?
個人的な印象では「ラクマ>メルカリ>ヤフオク」といったところ。時期やタイミングで売却価格は変動するので断言はできませんが、ラクマはメルカリと同等か少し高め、ヤフオクはその2つよりやや低めといったイメージがあります。ラクマは不定期でよくクーポンが配信されるので少し高めでも売れやすいのかもしれませんね。

したがって、メインにラクマ、サブにメルカリを利用して売るのが、一番リターンの高い売り方かなと思います。
クオカードの現金化
圧倒的におすすめなのがメルカリでの売却。
以前はメルカリでクオカードの出品は禁止されていましたが、規制が緩和され、現在はクオカードが出品可能になっています。しかもすごいのは、メルカリではなんと額面以上の高値でクオカードが売れているところ!高ければ額面の120%ほどの高値でも売れています。
フリマアプリの利用に抵抗がある場合は、街中の金券ショップで買取してもらう方法もあります。金券ショップの買取価格はメルカリで売却するよりは劣りますが、相場は大体額面の90%前後といったところでしょうか。メルカリと違い、その場ですぐに現金化できるので、時間をかけずに売りたい場合はおすすめです。
金券ショップでの買取価格は需給状況によって日々変動しています。わたしがよく利用する金券ショップでは以下のようなケースで買取レートがよかったです。
- 同じ金額ならオリジナル柄よりギフト柄の方が買取価格が高い
- ほかの金額と比べ500円券が一番買取レートが高い
- 3月が他の月より比較的買取レートが高かった
ほかの金券ショップでもすべて当てはまるかは何とも言えませんが、オリジナル柄よりギフト柄が高く売れるなどは一般的かと思います。よろしければ参考まで。
ギフト券の現金化
クレジットカード系のギフトカードを優待として贈呈する企業も多いですよね。
有効期限もなく使えるお店も多いので、自分で使うのにも十分便利な金券ですが、使うあてがないまま余っている場合もあるかもしれません。
もしギフトカードを現金化するのであれば、金券ショップで買取してもらうのが一番おすすめ。買取相場は額面の95%前後が多いようです。
ほかにはヤフオクを利用する方法もあります。過去の取引を見ると、ヤフオクではギフトカードが額面程度の価格で多数取引されています。ただ売上金として手元に残るのは8.8%~10.0%の手数料を差し引いた金額なので要注意。リターンは金券ショップで買い取ってもらう方が多いかもしれません。
ちなみにメルカリやラクマではギフト券は出品禁止となっています。
結論としては、金券ショップが近所にあるなら、金券ショップでの買取がギフト券を現金化する一番効率的な方法といえそうです。
お米券の現金化
お米券も株主優待の金券として定番ですよね。
お米券の現金化も金券ショップで買取してもらうのが一番おすすめ。買取相場は額面の90%前後が多いようです。
ヤフオクで売却もできますが、金券ショップで買取してもらうのとさほど変わらない価格で売れるケースが多いです。販売手数料や手間を考えると、金券ショップで買取が手っ取り早くて楽だと思います。
ちなみにお米券はメルカリやラクマで出品禁止です。
ですがお米券を売ってしまう前に、お米券って実はお米以外の商品にも使えることを知っていますか。
代表的な例として、お米券が使えるドラッグストアでは、お米以外の食料品、お酒、日用品、医薬品などの商品全般がお米券で購入できます。(もしかしたらNGの店舗もあるかもしれないので、念のためお店の人に確認してくださいね。)
わが家の近所にもお米券対応の某ドラッグストアがあるのですが、食料品を豊富に取り扱っているので、冷凍食品、調味料、お菓子、お酒などの食料をまとめ買いするのにお米券が大活躍しています!利用できる店舗が近くにあるなら、お米券は食費・日用品費を浮かせられる、かなり使い勝手のよい金券ですよ。
売却してしまう前によくご検討を。
まとめ
株主優待券や金券を現金化するなら、「フリマアプリで売却」か「金券ショップで買取」のほぼ2択。
株主優待券とクオカードはフリマアプリが高く売れますが、ギフト券やお米券は手間とリターンを考えると金券ショップでの買取がおすすめです。
もし使わない株主優待券などが余って困っている方は、ぜひ自分に一番合った現金化の方法を見つけてみてください。