クロス取引

クロス資金が増える裏ワザ!現引可能額を増やす方法を画像付きで紹介

現引き可能額 増やす クロス取引 裏ワザ

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こんな人におすすめ
  • 早取りしすぎてクロス資金が不足している
  • 少し手数料がかかっても現引可能額を増やしたい

この記事では、このような悩みを解決します。

今回は日興証券で「現物→信用買い(現引前)」の状態に戻すことで現引可能額を増やす裏ワザを紹介します。

この方法を使うと、現引可能額が増え、優待クロスの資金を増やすことができます。早取りしすぎてクロス資金が足りず困っている方は必見です!

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現引可能額を増やす流れ

日興証券 クロス資金 現引可能額 増やす カラクリ

流れを簡単にまとめると次の通りです。

現引前に戻す流れ
  1. 信用制度売りを注文
  2. 信用制度買いを注文
  3. 信用制度売り×現物で現渡

ただ、この方法を使うには気を付けなければいけない点もあります。

次にそれを踏まえてステップごとに画像付きで詳しく解説していきます。

現引前に戻す手順

まずはじめに、現時点での現引可能金額を見ておきます。

日興証券 現引可能額

これでは欲しい銘柄のクロスができないので増やしていきます!

STEP1:制度信用売りを注文

今回は例として、ルネサンス(2378)500株を現引前の状態に戻します

最初の時点では、ルネサンスはすでに現引され現物になっています。

信用建玉一覧には一般信用売建が1行表示されていますね。

日興証券 クロス資金 現引可能額 増やす

まず信用売りの注文画面で、制度信用売の注文を行います。

日興証券 クロス資金 現引可能額 増やす
  1. 6ヶ月(制度信用)」を選択
  2. 成行」&「寄付」で注文

STEP2:制度信用買いを注文

次に信用買いの注文画面で、制度信用買の注文を行います。

STEP1の制度信用売と同じ数量を発注します。「制度信用」を選択しているのは、一般信用より金利が低いからです。

日興証券 クロス資金 現引可能額 増やす
  1. 6ヶ月(制度信用)」を選択
  2. 成行」&「寄付」で注文

STEP3:現渡

STEP1とSTEP2が約定すると、信用建玉一覧には次のように表示されます。

買いと売りに1行ずつ追加されていますよね。

日興証券 クロス資金 現引可能額 増やす

この状態から最後に現渡を行いますが、ここからが注意!!

信用売りが2行ありますが、必ず「制度信用売建」の方を現渡します

日興証券 クロス資金 現引可能額 増やす

間違えて一般信用を現渡すると、在庫がない場合リカバリできません。

最後に信用建玉一覧をチェック。

通常クロス取引するときのように、制度信用買建と一般信用売建が1行ずつ表示されていればOK。

日興証券 クロス資金 現引可能額 増やす

これで現物を現引き前の状態に戻すことに成功しました!

現引可能額いくら増えた?

ここまでの流れが完了後、現引可能金額を確認してみます。

日興証券 現引可能額

先程戻したルネサンスの現物約51万分が増えていますね。

これで増やした現引可能金額をもとに、また別の銘柄をクロスすることができますよ。

注意点

手数料がかかる

この方法では、現物を「制度信用買建玉」状態で保有し続けることになるので、日興証券では制度信用買い:年利2.50%の金利がかかります。

そのため、金利分のコストが上乗せされても取りたい優待がある場合にのみ、おすすめです。

早取りしてなければ使えない

これは権利日が先の銘柄の現物を信用状態に戻して、直近の権利日の優待をクロスできるようにすることが目的です。

たとえば、3月銘柄をいったん現引前に戻して、2月銘柄のクロス資金にあてる、というイメージです。

そのため早取りしていなければ戻せる対象がないので使えません。

貸借銘柄でなければ使えない

貸借銘柄とは、信用取引で買建と売建の両方ができる銘柄のことを指します。

今回紹介した方法では制度信用売りを使うので、制度信用売ができない銘柄は使うことができません

ミスすると取り返せないことも

現渡する対象を間違えるとリカバリできなくなる可能性もあります。

現渡のとき、

  • 制度信用売り
  • 一般信用売り

の2行のうち、必ず制度信用売りの方を現渡するようにしてくださいね。

ここを間違えると一般信用でクロスできなくなる可能性もあり大変です。クロス取引の操作にある程度慣れた方に推奨のやり方です。

現引前に戻した銘柄のその後は?

ここまで、現物を信用買建玉に戻すことで現引可能額を増やし、他の銘柄の優待クロスの資金にしてきました。

ここで信用買建玉に戻した銘柄はいつ現引すればいいのでしょうか?

答えは「いつでもお金が入ってきたらすぐ!」です。たとえば給料日に資金を追加投入した後や権利付最終日に現渡した後など資金が戻ってきたらすぐ現引をしてくださいね。

信用買建玉の日数が長いほど金利がかかるので、忘れずに現引しましょう。

まとめ

今回は、日興証券で現引可能金額を増やす裏ワザ的な方法を紹介しました。現物を信用買建玉(現引前)に戻すので、現引で拘束されていた資金が別銘柄を現引するのに使えるようになります。

これを行えば、より多くの銘柄をクロス取引できるようになるので、新たに資金を投入しなくても受け取る優待数を増やすことができますよ!

ただ信用買建玉で残しておく日数が長いほど金利分のコストが上乗せされるので、コストが優待価値に見合うか考慮しながら試してみてくださいね。

※わたしはこの方法で毎回現引可能額が増えていますが、もしかしたら保有状況によっては期待通りに増えない場合もあるかもしれないので自己責任でお試しくださいm(__)m

ABOUT ME
yun
株主優待とお得なことが大好きなアラサー主婦。クロス取引で格安ゲットした株主優待をフル活用し、家族で優待生活を楽しんでいます。またポイ活で自由に使えるお金を増やし再投資に回すなど、資産を増やすことにも注力。自宅で子育てしながらでも取り組みやすい方法で資産を増やしています。おいしい食材探しと料理が趣味。