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- 早取りしすぎてクロス資金が不足している
- 少し手数料がかかっても現引可能額を増やしたい
この記事では、このような悩みを解決します。
今回は日興証券で「現物→信用買い(現引前)」の状態に戻すことで現引可能額を増やす裏ワザを紹介します。
この方法を使うと、現引可能額が増え、優待クロスの資金を増やすことができます。早取りしすぎてクロス資金が足りず困っている方は必見です!
《松井証券おすすめポイント》
一般信用取引の在庫が豊富
松井証券は他社ではなくなってしまった一般信用売建の在庫が残っていることが多く、人気銘柄でも確保しやすいのが魅力!
クロス取引専用の注文機能
「クロス注文機能」を使えば、現物買いと信用売りを同時発注可能!初心者でも注文忘れやミスを防げます。
貸株料が安い
一般信用の売建にかかる貸株料は「年率2.0%」。長期間クロスする場合のコストを抑えられます。
口座開設が簡単&スマホで完結
スマホで申し込みが完結し、口座開設のスピードも比較的早い!さらにスマホアプリでクロス注文がスムーズに行えます。
現引可能額を増やす流れ

流れを簡単にまとめると次の通りです。
- 信用制度売りを注文
- 信用制度買いを注文
- 信用制度売り×現物で現渡
ただ、この方法を使うには気を付けなければいけない点もあります。
次にそれを踏まえてステップごとに画像付きで詳しく解説していきます。
現引前に戻す手順
まずはじめに、現時点での現引可能金額を見ておきます。

これでは欲しい銘柄のクロスができないので増やしていきます!
STEP1:制度信用売りを注文
今回は例として、ルネサンス(2378)500株を現引前の状態に戻します。
最初の時点では、ルネサンスはすでに現引され現物になっています。
信用建玉一覧には一般信用売建が1行表示されていますね。

まず信用売りの注文画面で、制度信用売の注文を行います。

- 「6ヶ月(制度信用)」を選択
- 「成行」&「寄付」で注文
STEP2:制度信用買いを注文
次に信用買いの注文画面で、制度信用買の注文を行います。
STEP1の制度信用売と同じ数量を発注します。「制度信用」を選択しているのは、一般信用より金利が低いからです。

- 「6ヶ月(制度信用)」を選択
- 「成行」&「寄付」で注文
STEP3:現渡
STEP1とSTEP2が約定すると、信用建玉一覧には次のように表示されます。
買いと売りに1行ずつ追加されていますよね。

この状態から最後に現渡を行いますが、ここからが注意!!
信用売りが2行ありますが、必ず「制度信用売建」の方を現渡します。

間違えて一般信用を現渡すると、在庫がない場合リカバリできません。
最後に信用建玉一覧をチェック。
通常クロス取引するときのように、制度信用買建と一般信用売建が1行ずつ表示されていればOK。

これで現物を現引き前の状態に戻すことに成功しました!
現引可能額いくら増えた?
ここまでの流れが完了後、現引可能金額を確認してみます。

先程戻したルネサンスの現物約51万分が増えていますね。
これで増やした現引可能金額をもとに、また別の銘柄をクロスすることができますよ。
注意点

手数料がかかる
この方法では、現物を「制度信用買建玉」状態で保有し続けることになるので、日興証券では制度信用買い:年利2.50%の金利がかかります。
そのため、金利分のコストが上乗せされても取りたい優待がある場合にのみ、おすすめです。
早取りしてなければ使えない
これは権利日が先の銘柄の現物を信用状態に戻して、直近の権利日の優待をクロスできるようにすることが目的です。
たとえば、3月銘柄をいったん現引前に戻して、2月銘柄のクロス資金にあてる、というイメージです。
そのため早取りしていなければ戻せる対象がないので使えません。
貸借銘柄でなければ使えない
貸借銘柄とは、信用取引で買建と売建の両方ができる銘柄のことを指します。
今回紹介した方法では制度信用売りを使うので、制度信用売ができない銘柄は使うことができません。
ミスすると取り返せないことも
現渡する対象を間違えるとリカバリできなくなる可能性もあります。
現渡のとき、
- 制度信用売り
- 一般信用売り
の2行のうち、必ず制度信用売りの方を現渡するようにしてくださいね。
ここを間違えると一般信用でクロスできなくなる可能性もあり大変です。クロス取引の操作にある程度慣れた方に推奨のやり方です。
現引前に戻した銘柄のその後は?
ここまで、現物を信用買建玉に戻すことで現引可能額を増やし、他の銘柄の優待クロスの資金にしてきました。
ここで信用買建玉に戻した銘柄はいつ現引すればいいのでしょうか?
答えは「いつでもお金が入ってきたらすぐ!」です。たとえば給料日に資金を追加投入した後や権利付最終日に現渡した後など資金が戻ってきたらすぐ現引をしてくださいね。
信用買建玉の日数が長いほど金利がかかるので、忘れずに現引しましょう。
まとめ

今回は、日興証券で現引可能金額を増やす裏ワザ的な方法を紹介しました。現物を信用買建玉(現引前)に戻すので、現引で拘束されていた資金が別銘柄を現引するのに使えるようになります。
これを行えば、より多くの銘柄をクロス取引できるようになるので、新たに資金を投入しなくても受け取る優待数を増やすことができますよ!
ただ信用買建玉で残しておく日数が長いほど金利分のコストが上乗せされるので、コストが優待価値に見合うか考慮しながら試してみてくださいね。
※わたしはこの方法で毎回現引可能額が増えていますが、もしかしたら保有状況によっては期待通りに増えない場合もあるかもしれないので自己責任でお試しくださいm(__)m